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SCANDAL 『夜明けの流星群』 相手を思う気持ちは星のまたたきの如く

夜明けの流星群

2014年7月16日にリリースされたSCANDALの19枚目のシングル
一緒に居たい人との願いや思いを綺麗に描いたナンバーです

明るい曲調で天体の綺麗な雰囲気を、相手を思う澄み渡った心になぞらえて描かれており
一緒にいることで経験するわだかまりなども踏まえ、それでも相手を希いエールを送る姿が見て取れます

流星群とは天球のある一点を中心に放射状に延びる流星の群れであり
プラズマ化したガスの発光が見事に光の群れを描き出す姿はひとつひとつが相手への気持ちを表すようです

映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 『破壊の繭とディアンシー』」主題歌


4つ打ちのリズムは一歩一歩成長する姿と流星群の粒

4つ打ちを基本とするドラムは曲に安定性と一定のテンポを与え
規則性のない人の心の動きや星の動きに不変で安寧や安心ともいえる信頼感をリスナーが得られます

ドラムを複雑にするよりもシンプルに描くことで、サビの生き生きといたポップな感じが描かれ
より素直に曲を楽しむといった魅力が曲全体に生まれます

それは誰かと一緒にいることの純真さ、純粋に綺麗な星の群れを見ることの感銘さの表れ
そういった心を忘れないでいることでより一層心情の理解へ臆することなく入ることができます


歌うなら?

4つ打ちやスタッカート気味の演奏に合わせ曲の基本的なリズムに合わせ、それが自然なテンポとなるよう身体全体で曲を楽しむことが曲調と自分の歌い方の合致に近づきます

サビのメロディも比較的型にはまったグッドエンドであるため、明るさを重点的に押せば曲調として理想的なものとなります

サビはボチボチのキーであるため、あまり気合を入れると尻すぼみしてしまいそうですので
終始同じペース配分であまりムラのないようサビを表現したいところです

誰かと良い景色を分かち合いそれを相手へのエールに重ね合わせる
そういった綺麗で純粋な相手への思いを忘れずにいたいです

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スキマスイッチ 『藍』 愛の負の部分を描いたさびしく切ない曲

スキマスイッチ 藍

2006年11月29日にリリースされたスキマスイッチのアルバム『夕風ブレンド』収録曲
アルバム1曲目からせつなくなるもどかしいバラードです

愛に関する歌は愛の素晴らしさや美しさを描くものもあるのに対し
この曲は愛の負の部分、愛に悩んだり哀しくなったりする部分を表現しています

良い部分よりも悩まされる部分を知ってこそそのものの両面を見ることができ
真に本質を知ることができる点では、こういった側面を経るのも悪くないとは思います

ファンの間でも特に切ないメロディが人気を呼び、投票ではアルバム曲ながら上位にあがってくるほどです


問いかけからくる恋愛の寂しさと物語性

サビのフレーズの多くが問いかけである構成は、硬直した関係を誰かに言いたいくらいのもどかしさを持っており
このままズルズルと時だけが過ぎてしまう、鮮やかさが色無くしてしまうような寂しさを物語っています

青というと正しいという印象のほかに憂鬱になる、いわゆるブルーな気持ちが思い出されますが
その一歩手前、気持ちが落ち込みの果てに達する手前として「青し」ではない「藍」としてのポジショニングが想像されます

とはいえ「愛」はあるがそれは「藍」色、青へと染まりきってもおかしくない現状を藁をもつかむ思いで問いかけた
誰ともなくただむなしさを打ち明けたい、そういった意味合いがサビでとれます


歌うなら?

曲自体は緩やかで落ち着いていますが、決して好調ではなくその逆の気持ちを表しているため、元気ハツラツな感じは抑えて下向きな感じを出していきたいところ

囁くような優しさに思わせて、実は気力を失いつつある落ち込みが真意であり
それを自分の経験などを踏まえると一層曲にのめり込めます

現実から逃げ出したい、消えてなくなりたい、そういったマイナスさを曲に出すことが藍らしさを奏で
より臨場感ある曲に仕上がります

関係性が芳しくないもどかしさ、これを続けるのか、いっそ壊すのか
その両方に動けないやるせなさなどを、感動させるメロディが包んで表します

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阿部真央 『Believe in yourself』 踏み出す一歩を決めるのは自分自身 力強いエールを

Believe in yourself 阿部真央

2014年5月21日にリリースされた安部真央の11枚目のシングル
自分があるべき姿を書き連ねた元気をもらう曲です

スポーツを始め、何事に挑戦するにおいても悔いのないよう、自分の人生に後悔をもたぬよう
そういったエールを中心として送ったとても前向きで心に響くものとなっています

PVは様々なスポーツの格好に扮した阿部真央が登場し
場に臨場感をもたせ共感する人に更に自分と重ね合わせたような境遇の打破への勇気を与えてくれます

アニメ『ベイビーステップ』主題歌であり
主人公がそういった境遇に立ち向かう姿と非常にマッチしており、曲とアニメの両方から踏み出す一歩の後押しをしてくれます


覚えやすいメロディはストレートに歌詞のメッセージを伝える手段

Aメロ・Bメロ・サビとメロディを敢えて捻らずかなり覚えやすい音律であるのが印象的
それぞれのメロディがシンプルで時間が経ってもどこか聴いたことのあるようなイメージに残る構成となっています

そのメロディに乗せた歌詞も同じくどこを切ってもメッセージ性が高く
まさに自身が持つべき大事な部分の詰め合わせのようなフレーズの塊です

命令形が多いだけあり力強さが増し
自分に直接関わりを持ってくるかのような効果も得られます

歌うなら?

歌詞にはストーリー性はなくひとつひとつが高いメッセージ性を持った構成であるため
メリハリは薄くなりますが、それぞれ力強さを維持して歌うことが曲として適切

同じ調子だと飽きが生じてしまいますが、各メロディも聴きやすいくそれほど短調にもならないと思うため
各フレーズの音律を楽しむように、そして歌詞の重みを上乗せして違った視点からエールを送るように歌っていきたいところ

キーは始めから全力といえるほど高く、最後の方は声量がジリ貧になってしまうかもしれないためペース配分が必要です

金太郎飴のようにどこを切っても応援の塊のようなこの曲
無駄のない励ましをダイレクトに受け止めるにもってこいといえます

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小林幸子 『風といっしょに』 みんなで前に進む大切さ、温かさを綴った壮大な曲

風といっしょに

1998年9月3日にリリースされた小林幸子の63枚目のシングル
人との出会いを大切にする壮大なバラードです

映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の主題歌として起用され、コーラスの子供の声はキラキラポケモンキッズのメンバーによるもの
子供の声は無邪気さや純真さを歌に与えてくれます

前に進むことや、友達といっしょにいることの大切さをテーマ性としてもっており
老若男女問わずだれもが一生を経て常に抱いておきたい事柄がリスナーの層を幅広いものとします


サビの重く壮大なメロディは皆で前進する試み

他メロと打って変わってサビは短調で少し静かに、しかし進むにつれどんどん盛大になっていく様がとても深くきます

Aメロなどは一度しかなくサビが後半で何度も繰り返されるという変わった構成であり
そのまま終盤へ向かうため壮大さと余韻を残して聴き終えることができます

オーケストラを交えている点もスケールの大きさが際立ちます

同じ歌詞の繰り返しであるためシンプルながらテーマ性がそこに集約されており
「歩き出す」「夢をつかむ」などの肯定的な感じが聴く人に勇気を与えてくれます


歌うなら?

スローテンポであるため自分なりにテンポをズラして曲に重みを加えるのは一つの手
メロディが頭に入ればリズムとりは難しくないため、演歌に近い独特の調子でオリジナル性を持たせてみるのもアリです

サビの入りはBメロで壮大さが続きそうな雰囲気を思わせて一旦曲が鎮まるので
出だしはしっとり少し暗く、そこから徐々に元気になるような段階が欲しいです

曲に深みが欲しいので、拳ではないですがビブラートをかけた伸びがサビには欲しいところ
最後の部分では子供たちのパートに合わせて他の人に入ってもらってもいいかもしれません

前に進むという強い決意などを含めたこの曲
力強さをもって自分が一歩進めるきっかけになればよいですね


Mr.Children 『箒星』 目立たぬ日々も輝く真意に気づくべきは自分自身

箒星

2005年7月5日にリリースされたMr.Childrenの28枚目のシングル
終始明るく笑顔になれるアップテンポなナンバーです

「どんな人も箒星」、世間からはスポットを浴びないように見える日々も
大事な部分はしっかり輝いているという、人々へのメッセージを乗せた曲となっています

周囲の目や世間体など、心無い意見に左右されることなく
自分の人生に胸を張ってほしい、それだけの価値があることをわかっている人は必ずいるものです

PVは清掃員の男の子と雑務をこなす女の子が日々の仕事を様々な視点や表現でを使って映しており
複数人が同じ衣装に扮装して踊る様は演劇の様です


新たなポップサウンドは笑顔をもたらす光

他の作品と比べて一際明るいのがこの曲の特徴
暗さが一切なく曲調も豊かで好きな方も多いのではないでしょうか

日々の生活に自信がない人々へのメッセージを前向きにポップに表現した演奏には勇気づけられます

楽器も割とシンプルに、バラードでよくあるオーケストラやストリングスは一切使わず
キーの高いサウンドは間奏のピアノ程で、こちらも箒星の疾走的な部分を出すために効果的に取り込まれているように感じます

タイトルは箒星、その煌びやかさと颯爽と流れる様が
自身の生活の真の躍動性と照らしあわされ、希望をもたらします


歌うなら?

高音のサビとは打って変わってAメロはかなり低音で進むため少し難儀
あまりチェストボイスで歌おうとするとオペラみたいになってしまいます

サビは低音から高音まで幅広く使い、最後は裏声まで使う始末
慣れてしまえば案外出しやすいメロディの部類ですが、あちこち音程が動くので少々練習する必要はあります

ミスチルの曲の中でもかなり明るい部類なので、やや口角を上げて微笑ましく歌うと曲の連想がしやすいです

明るさを全面的に出した今作
ノリにノリたい曲としてオススメです


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スピッツ 『楓』 寂しく切ない曲調は花とどう連想させる?

楓 スピッツ

1998年7月7日にリリースされたスピッツの19枚目のシングル
透き通る声が印象的な切ないバラードです

七夕に発表されたためにこういった恋愛や人とのつながりに関しては織姫と彦星を連想してしまいますが
タイトルは「楓」つまり紅葉の別称であり秋の寂しさをも思わせる点で季節感に多様な推察が行えます

楓の花言葉「美しい変化」や「大切な思い出」から連想されるように、自分の変化に多少の不安を抱きつつそれに向かう姿が歌詞からも読み取れます

楓や山形県の県花であり、カナダの国章となっているほど有名でありますが
そこから切なさを連想させるのは、落ち葉であったり枯れていく姿を思わせますが
自分の変化について綴っているため楓の違った一面に関しての切なさを描いているかもしれません

辛島美登里やクリス・ハートなど、多くの歌手がカバーを手掛けている曲でもあります


さよならが持つ言葉の切なさをコーティングする声の旋律

Vo.草野の高く透明感ある声が遺憾なく発揮されるサビには感服いたします
サビの構成は出だしからとても高音で瞬時にそのワールドに入り込むような切ない雰囲気に思わず鳥肌がたちます

構成自体は特に変動性はないのですが、故にシンプルに純粋な音律で一貫し、かつ短いサビの時間でも過ぎ去った後に余韻に浸れるようなメロディには酔いしれる事間違いなしです

切なさでは一線を画し、多くの方が心を奪われることでしょう


歌うなら?

その切なすぎるメロディが歌う際には災いし、高いキーをひたすら維持するという難問にぶち当たる事となります
それは如何なる混ざり気もなく、ピュアにその高音のみ集中して、かつ汚くならず透明感をもって挑まねばその雰囲気をつくるのは至難

歌う際はAメロからBメロまで、終始サビで息切れを起こさない様イメトレするくらいサビには余念なく準備しておきたいものです

さらに最後のサビではそのフレーズが2回繰り返されるだけあって、途中で声量が足りなくなる可能性大
休憩地点といえるポイントがないため、どこかでやばいと思ったらとにかく清涼感を残すために最悪裏声を使ってでもムードを壊さない機転の利いた手法のチェンジが必要です

サビ自体は短いのですが、声に逃げ場がないので十分レッスンと注意が必要です

高いキーから思わせる切なくさびしい曲
それでも変化すべき心に、どういった共感を受けるでしょうか

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GARNET CROW 『As the Dew』 テンポよくクールさとダークさが両立する曲

as the dew

2010年2月10日にリリースされたGARNET CROWのアルバム『THE BEST History of GARNET CROW at the crest…』収録曲
ダークながらもテンポよくクールな曲です

2作目となるベスト盤であり、31作のシングルにこの曲を加えたものが発売されており
シングル化はされていませんが、それに類するポテンシャルを持っているといえます

「DEW」は「露」を表し、どこへいくともわからぬ己の心を不特定に発生する露の如く不可解で冷めた感じに例えており
それでもまたどこかへとたどり着きたい哀しさも表しています

アニメ「名探偵コナン」主題歌


終始ムードづくりに貢献するピアノ伴奏がエクセレント

流れるようなピアノが歌唱時でも間奏時でもかなり雰囲気づくりのトップに位置し
ジャズ的な、それでいて深く暗いムードを維持する役作りにもなっています

そのほかにもギターの鋭さやピッコロの様な寂しさを思わせる高音も入り混じり
ダークだがそれに引きずられることなく淡々と曲が進みしっかりと曲を終わらせてくれます

短調な曲はそこからくる違和感やマイナスな雰囲気をリスナーに根づかせ視聴後も考えたりすることが多いですが
曲としての構成力がかなり高く、意外とスピーディに場面が変わるためリピート率も高くなります

メロディもよく、独自の世界観を持っていて好きな人は好きな曲といえるでしょう


歌うなら?

女性ボーカルながら怪しさと格好よさを秘めたバックサウンドとの調和があり
出だしもかなり低音なので雰囲気づくりには丁度いい音程です

しかしサビはある程度高く、音程も段階的ですがあちこち行き言い回しも早いため少し難易度は高めかと

テンポがよいため独自にズラして曲調を変えるよりは、伴奏にしっかり合わせタイミングよくキレのある歌い方を意識したいところ

ムードはサウンドがカバーしてくれるため、歌い手としての役割をしっかり果たしていきたいです

クールダークでテンポよく進むこの曲
こういった雰囲気に魅了される人もいるのではないでしょうか

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L’Arc~en~Ciel 『MY HEART DRAWS A DREM』 夢を描く壮大さを描いた曲

My HEART draws a Dream

2007年8月29日にリリースされたL’Arc~en~Cielの31枚目のシングル
夢を描く広大さを表した曲です

曲調は低音のAメロから一気にサビで上昇するような落差を感じ
その勢いはロケットのようにどこまでも高度をあげます

出だしのギターソロから既に曲調としては美しい雰囲気を臭わせており
その後滑空から飛翔へのストーリーが繰り広げられます

「スバル・レガシィ」のCMソング


圧倒的壮大さが描く未来の無限の可能性を感じる

聴きどころはなんといってもサビのインパクトあり開放感をも覚えるメロディ
どこまでも飛翔していく音程の組み合わせはいずれ大気圏を越え浮遊感を思わせるまでに到達します

かなりの上空域で夢が描かれており、多少現実からは離れたファンタジックな曲であり
違う世界で想像力を働かせるような感覚を望む場合にオススメです


歌うなら?

聴く側からすれば壮大さをイメージできてとても感銘を受けるメロディなのですが
歌うとなると音域の広さと迷子になりがちな音程の配置に骨が折れます

裏声が得意な場合は歌いやすいですが、まるで縦横無尽に飛ぶように音程の落差が激しいので
多少リズムを遅らせてでも音程をしっかりと取っていく必要があります

かろうじて曲調自体はメジャーでありそれ程つかみどころのない音程をとっているわけではないので
離れた音でも曲調を掴めれば自然と外さずにとることができる部類の曲ではあります

ラルク自体それ程早い歌い方ではないため、自分のテンポで一つ一つ丁寧に歌っていきたいところです

夢を描く真の素晴らしさ、無限の可能性を感じるこの曲
ミディアムテンポな壮大さを味わう場合にオススメです

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Mr.Children 『Any』 自分の道に落ち込むことはない応援ソング

any

2002年7月10日にリリースされたMr.Childrenの22枚目のシングル
人の生き方の多様性をテーマとした曲です

最初はしっとり、サビは盛り上がりを見せる応援ソングであり
その緩急が大いに発揮され、躍動感をも覚える構成となっています

PVは白黒の映像に家族が映っており
それぞれの生きる道の千差万別ぶりを表しています

歌詞中の「12色」とは鍵盤の数を表しており、その十人十色さを表現させられます

「NTT DoCoMo Group 10th Anniversary」CMソングであり、互いに10周年記念であるところからタイアップが決まったとのこと


「答えは一つじゃない」をテーマに人々に送るエールを込めて

日々を送る人々にとって現状満足いく結果である人は少なく
大抵は望んでいたものと違う状態に不満や違和感を感じているでしょう

しかしそういった気持ちになるから、じゃあ今までしてきたことは間違いなのか、と問われるとそうではなく
そこからどう行動するか、という糧にもなるだろうし、その道が突き進めばまた違う景色を見せてくれるかもしれない

予測は大事だが、その結果も自分自身であり、次へつなぐチカラとなる
そういった意味がメッセージとして含まれています

タイトル「Any」は「どんなときでも」という意味としてつけられており
今の自分に落ち込んだりする必要はなく、むしろ次へ進むカギともなるという励ましを表します


歌うなら?

序盤は今まで歩んできた自分の道へ不信感を表すように、少し静かで切ない曲調ですが
サビになるとエールも含めてかなり力強い調子になります

特にこのメリハリを表すのが難儀であり、Bメロまでは本当に静かだったのが
ドラムと共にボーカルも高音になって今までの雰囲気を払拭するように盛り上がりを見せるため
その切り替えを気持ちだけでも準備しておき、最初の音程を外さないようにすることがキモです

またサビは変動の多い音程であり、裏声も使いかなり音程が迷子になりやすいので注意が必要です

自分に落ち込みを見せるときに聴くと元気になるこの曲
これにより自分の今までの道の見方が変われば幸いです


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B’z 『ゆるぎないものひとつ』 誰もが持つべき軸はどう手に入れる?

ゆるぎないものひとつ

2006年4月12日にリリースされたB’zの41枚目のシングル
力強くも哀愁漂うロックバラードです

タイトル通りゆるぎないものを持つことで自分の人生にブレを生じさせないようにするメッセージソングであり
B’zだけあって高いキーがそのまま説得性ある歌となっています

PVはロサンゼルスの公園をバックとし、その広大さを感じさせます

映画『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』主題歌

通常B’zが歌う激しかったりバラードであったりなどの曲とは違い、アコースティックを用いて哀愁を持たせ、大変ノスタルジックでメッセージ性を全面に出した曲となっています


タイトルの真意は?シンプルで力強いメッセージを

伝えるべきことが大変シンプルであり、それは自分に軸をもつこと
モラトリアム期間が延びてきている今日の心理的問題において、アイデンティティの確立、いわば自分が自分だと思える何かを持っていることは非常に重要です

それが自分が行動する道しるべとなったり、発言における確信になることさえあります

現状軸がない、つまりは自信がない人が臭わせる寂しさや哀しさ、そういったものが曲に投影されつつも
それを脱却する重要性も積極的に伝達するような力がサビには加わっています

こういった熱意はB’zではあまり見られない一面ですね


歌うなら?

サビ、大サビ前など、やはりかなり高音がちりばめられており、更に説得性ある歌い方はかなり声を疲弊させる構成
ミドルボイスでできるだけ喉に負担のないよう、最後まで歌い切れることを目標とし、歌詞の重みある歌い方は二の次にするべきかもしれません

出だしから既にかなり高いキーを維持する必要があり、曲自体はストーリー性があり覚えるのはまだ楽かもしれませんが
とにかく平均して高音をどれだけ持続させるか、力量が試されます

小休止もあまりなく、間奏のギターソロ意外は高い音程が続くため早い回復が必要です

今までとはまた違う一面を見せる切なさを持つこの曲
高いキーはインパクトを与え、それは歌詞をも魅了させます

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