カテゴリー別アーカイブ: アップテンポな曲

NICO Touches the Walls 『DIVER』 スピーディーかつ孤独感を漂わせる曲

diver

2011年1月12日にリリースされたnico8枚目のシングル曲
ハイテンポかつダークな曲調はまさに海に潜る情景をイメージさせそうですが

単なる海というよりも深く暗い孤独な状況
そこに耐えがたい心のゆさぶりが表され、情緒不安定な状況をなんとか打破すべくもがく心情が描かれています

変調は暗いAメロから少し明るいBメロに起こり、そしてサビでまた暗さ漂うハイテンポな曲調となり
nico自身2つのサビを味わうような構成になっているとのこと

テレビアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の主題歌ともなっており
主人公及び他キャラの孤独感を周囲がサポートする原作の構成とマッチさせているのでは


オススメはサビ


深海で叫ぶような、もしくは深海から水面下へ泳ぐその勢いを表すようなnicoの盛り上がりがサビで表現されています
Aメロ、Bメロで高音を我慢し、そのギャップをサビで活かすことでサビにより一層勢いと盛り上がりを見せています

代表的なのはレミオロメンの「粉雪」などですかね

あそこまでギャップを見せているわけでもないですし、スピーディな曲なためある程度の盛り上がりは前奏から感じさせていますが
それでもサビは強烈ですな印象を受けます


歌うなら?


nicoの一癖ある歌い方、「a」と「o」の母音を伸ばす際のキャラクタリスティックな感じを表現すればそれらしくはなりますが
単純に高音を勢いづけて歌う様はクセなく歌う方が無難かもしれません

サビの出だし「息をしたくて」の盛り上がりでつまづかないよう、AメロBメロでのどの準備をしておきたいところです

歌い回しも独特なため、歌いなれはある程度必要なところはnicoらしいといえばそうですね

熱唱的でありつつも孤独感を表した歌詞と曲調
各所飽きさせないサウンドづくりは必聴です

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LiSA 『Rising Hope』 ハイテンポで中毒性あるロックナンバー

lisa-rising-hope-single

2014年5月7日にリリースされた5枚目のシングル曲
エッジのきいたハイテンポで未来的な部分も秘めたロックナンバーです

とにかくテンポが速いため盛り上がりや少し静かな部分さえもめまぐるしく入れ替わるため
聴く側はその速度に翻弄されつつもこの曲にハマっていくのではないでしょうか

あまりに展開が速いと結果リスナーを置いて行ってしまう恐れがありますが
この曲はギリギリついていける速度と展開かなと個人的には思います

ギターにしろドラムにしろ速弾きが目立ち、そこにピアノの旋律も交じって様々な色をだしているといえますし
最後にピタっと演奏をやめ、ハウリングを余韻として残す終わり方はこういった速いテンポの曲では有効な引き際といえます

アニメ『魔法科高校の劣等生』の主題歌であり
PV中の白色の室内で歌っている際の服装は同作品の制服を模したものであるとの事

「魔法」や「科学」などのワードを使用しているのも同作品を意識してのことでしょう

iTunesのチャートにおいて『アナと雪の女王』の主題歌『レット・イット・ゴー』の連続1位記録を阻止した曲でもあります


オススメはスピード感

前述したようにこの曲の主だった部分はそのテンポの速さと展開力
速い速いと思わせつつ、テンポは失なわないが曲の雰囲気はしっかり変えてくる点が秀逸です

盛り上げるところは突き抜け、落とすところは落とすといった手法が聴く人を飽きさせませんし
多少中毒性のある曲といえます

さらにLiSAの歌い方の力強い点と切ない点の使い分けも上手く
それこそ緩があるから急が一層際立って魅力を持つというべきでしょう


歌うなら?

テンポは早いですが、一貫して歌詞自体が早口なわけではありません
一瞬早口な場面はありますが、それも多少ならば曲の味としてむしろ欲しいところであり
そのくらいに関しては曲の聴かせどころとして許容できます

むしろ緩急における演技力がこの曲においては必要であり
そのメリハリがハイテンポの中繰り広げられるので、どのタイミングで曲の雰囲気が変わるかは把握しておきたいところ

例えばBメロの最初やサビに入る手前の1フレーズは他面とは違いピアノメインのしんみりした部分です
しかしテンポはそのまま、その短い時間で表し、盛り上がりの部分のバネにできればその後の展開力が大きく変わります

1回目のサビの「悔しくても」の悔しさあふれるフレーズや、サビ後の早口な部分における「欲張りあそばせ」の少しやんちゃっぷりが窺えるフレーズは細かい歌い方の変化をつけたものとして抜粋でき
ハイテンポながらも含まれる細かい部分を押さえることが自分のモチベーションの維持につながります

ハイテンポでメリハリがありつつもぶっ飛んだ曲を聴きたい場合にオススメです

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SPYAIR 『イマジネーション』 青春の汗と涙を思い浮かばす曲

spyair

2014年4月30日にリリースされたSPYAIRの14枚目のシングル曲
前に進み続ける勇ましさを描いたロックナンバーです

テレビアニメ「ハイキュー」の主題歌であることを踏まえると
スポーツ(今作ではバレーボール)におけるつらさや苦しさにぶち当たり、それでも勝利のために奔走していく様がみてとれます

サビにおいては動詞及び形容詞の連続であり、状況が連続して展開される多大な変化が表されており
スポーツの最中またはスポーツをする自分の生活のめまぐるしさの激動的な感じが出ています

曲自体は3分弱と短く、Aメロ・Bメロもそれ程長くなくあっという間にサビに突入する感じです

4月25日24時にYOU TUBEにおいて通常のPVとは違う『謎解きver.』というものが公開されており
通常版とは違う間違いとPV中に散りばめられた文字を並び替え言葉にし、ホームページに投稿すると抽選で非売品ポスターが当たるという企画がありました

オススメはサビ

Bメロの終盤からサビの盛り上がりを臭わせるボイス、そしてサビでその激しさがピークに達します
前述した通り歌詞では動作や心情が韻を踏むように乗せて歌われ
その状況とリンクさせ感情移入がしやすく、一層の盛り上がりを表現することができそうな歌詞といえます

まさに青春を部活で謳歌する人に相応しいサビといえますし
部活一筋だった人からすれば苦悩と激しさに懐かしみを覚えるのではないでしょうか

歌うなら?

出だしは今から新たな扉があくようなまばゆさが感じられるような
そんなフレッシュさがあり優しくも期待感を煽る雰囲気があります

そこから少しづつサビへの盛り上がりを漂わせ、Bメロの終わりで急激に変化
以後激しさを見せるサビが表現することが山場となります

叫びを聴かすというのは結構難しく、自分の感情を出すことが相手に共感あるいは世界観を生んでもらうことに繋がらないといけなく
それが度を超えると独りよがりで聴きがたい汚い感じになってしまいます

最初はマニュアル通りの音程でしっかりと歌い、余裕が生まれれば自分の感情を徐々に注入していき
聴き苦しくない程度の注入を見極めるのがいいでしょう

やはりこの曲において自分の感情を出すのは必需になってくるので
できれば聴きやすい叫びを習得したいものです

青春の汗と涙が思い出されるようなこの曲
また、今青春を汗と涙で過ごしている人にはこの曲でモチベーションをあげてもらいたいです

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Mr.Children 『fanfare』 テンションは最高潮 前向きでアッパーな曲

fanfare

2009年12月2日にリリースされたMr.Childrenの2枚目の配信限定シングル曲
夢を追い求める者をアップテンポに乗せ描いた応援ソングです

映画「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」の主題歌であり、同アニメの世界観を引き立てるような歌詞が織り込まれており
「宝物」や「錨をあげ」などがそれに当たりますね
ちなみに「ヨウソロ」とは海賊が使う一種の掛け声

オススメは雰囲気

オーケストラのバックサウンドから奏でられるスケースは圧巻
誰もがテンションをあげてこの曲に惹きこまれると思われます

とはいえ常に全力疾走なわけではなく
最初の歌いだしやCメロは少しゆったりとした曲調で、人生の休憩地点のよう

しかしその後はまた速度をあげ、ノンストップのままラストまで突っ走ります
その爽快感はピークに達し、歌が終わってもその余韻に浸っていられるような感じです

歌うなら?
Aメロの速い口調の歌い回しに高音が続き、シャウトっぽい感じになるところから歌の疾走感が始まります
しかしBメロでは一度かなりの落差を入れて音程が変わるため、ここでの音とりが意外と難しい

シャウト後に数秒余裕があるため、ここでひっそりと音程の確認をした方がいいかもしれません

またサビの「ちょっとまって~」辺りの息継ぎが実はタイミングがほとんどなく
「答えは~」を間髪入れずに歌うリズムとりであるため、息継ぎのタイミングは「言われたって」と「どっち行くんだ」の間のみ

ここである程度大きな息づきをしておかないと、「風の中~」まで持たないので注意が必要です

そしてサビの終わりも高音が続くかと思いきや一度音程が下がるため、見失わずにしっかりと合わせていくべきです

聴く人は楽しいが、歌う人は結構ツライこの曲
場の盛り上げを維持するため、臨場感を損なわず、かつ綺麗に歌いたいですね


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supercell 『君の知らない物語』 星と恋を主題とした切ないソング

君の知らない物語 supercell

2009年8月12日にリリースされたsupercellの1枚目のシングル曲
天体観測をテーマとし、女性の想いを伝えようとする切ないソングです

夏の大三角形や織姫・彦星などのワードから、夜空に光る星の数々が登場し
それと少女の伝えたいけど伝えきれない心境がマッチしています

つまり言えない不安や孤独感を心の暗闇の部分、言いたい想いを光と照らし合わせ
星はきれいだけど結局は伝えきれない、故に君の知らない物語が繰り広げられているのです

巷ではBUMP OF CHICKENの『天体観測』を想像させる内容の歌詞が多く含まれていますが
それが意図的なのかはどうかは考察の範疇ではないのでスルーで

アニメ『化物語』の主題歌であり、初回限定盤には同アニメのクリアステッカーが同梱されています

オススメはピアノ

ピアノはこの曲においては重要な位置を占めており
イントロから間奏に至るまで終始ピアノ伴奏がメインとして含まれています

ピアノの弾ける高音は曲に眩く光を与えるような効果をもたらし
この曲のコンセプトである星を彷彿とさせ、とても印象的です

ハイテンポで義た演奏も目立ち、一見荒々しさも窺えますが
この曲の本題は星をイメージとして少女の伝えきれない想いを奏でる曲、荒さは不安を表すだけに留めたいところ

ピアノがそれをちらつかせつつも主題を全面的に押し出し、闇の中できらめく星が視界に広がる様が映し出されるわけです

夜空は基本的に暗闇の方が割合は多いですが
この曲は光≧闇の割合だと個人的には思っていますが、果たしてどうなのか

歌うなら?

女性の伝えたい想いはある程度の力強さも必要です

歌詞について、Aメロに関しては星についての描写が多いため、純粋に観測を楽しんでいる風景がうかがえ
それに関してはそこまで差し迫った状況は要りません

問題はサビであり、伝えたい想いは特にサビにかけて描かれているため
サビは星の瞬きと伝えたい想いを同時に表わすような、つまりAメロの歌い方に差し迫る、力強さがちらつかされる歌唱が必要となります

Cメロの「君の隣外い」に至っては届かない想いを心底伝えたいあまり、ブレス全開で物寂しさを思わせる歌い方があり
ここがこの曲において、静かですが一番の聴かせどころだと自負しています

ここのハスキーさをどう表すかをポイントとして押さえておきたいところです

星を見る楽しさと、伝えたい寂しさ両方が感じ取れるこの曲
共感したい方は是非必聴です

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サカナクション 『アルクアラウンド』 疾走感と浮遊感漂うミステリアスな曲

アルクアラウンド

2010年1月13日にリリースされたサカナクションの2枚目のシングル
古風さ漂うメロディとサビの疾走感が特徴的な曲です

日本語と英語を合わせた響きのよいタイトルと、放浪の歌詞にどこか答えの定まらない、しかし遠くある真理にたどり着くような足が地につかないその様が各所で感じ取れる独特さが漂っています

オルタナティブなサカナクションを表す一曲でもあり、メロディにしろ歌詞の単語にしろ訝しげな感じがクセになります

PVは各所にバラバラになった文字がある角度において瞬間的に歌詞になるというものであり
言葉の刹那さや持つ力の儚さを意味し、口を動かすより兎に角歩く=動いてみないと何もわからない、変わらないといった風刺を表したのでしょうか

歌詞の表し方が随所違い、スピード感もバラバラ、次にどんな手法で見せてくるか
製作好きにとっては興味を引く映像です

一連の曲が流れると、また最初の地点に戻り曲のイントロが少し流れる点はこの歌のループを表しており
「アルク」行為も同じく終わる事のない人生における一生の課題であることを示唆します

ワンカットでカメラ1台のみの撮影も珍しいです


オススメはサビ

確かにPVも秀逸ですが、個人的にはサビのサウンドがとても印象的だったのを初めて聴いたときに覚えています
『アルペン kissark』CMソングとして流れた際の疾走感と、特長的なサウンドとボイスが注目を惹きました

サビにおける繰り返しはその歌を脳内にめぐらせるのに適しており
また曲のコンセプトであるラウンドも歌詞を繰り返すことでそれが表れています

しかしあまりこの歌詞を煮詰めて考えると、私達の実は途方もない人生におけるものごとの繰り返し、終着点の遠さに逆に当てのなさ、倦怠感を覚えるかもしれません
こういった輪廻が起こる人生だが、それこそ人として生まれた故に起こる行動である
歩くことは一定ではない、凹凸も経験しそれを楽しむことが一興であるとポジティブに考えることをオススメします


歌うなら?

今ある音楽性に囚われない無限性、独特な心境を抱きながら歌うことがまずポイント
型にはまった音楽でない以上、歌い手もどこか跳びぬけた個性を持って歌うことができる自由性を楽しめばよいでしょう

歌詞とメロディが十分その手助けをしてくれますし、Aメロでまともに見えるラウンドと、サビにおける情緒的で情熱的なラウンド
それらを表して人生の不安定さを嘆かずむしろ味わうことを悟らせるよう、思うままを歌えばよいです

動的な部分を見せるためにAメロは弾んだような歩み、Bメロはすり足のような歩み
サビは流れるような歩みなど、それぞれ一定したスピードでない感じで区別すると深みがまします

終わりのない人生を不安定的に楽しむ独特なこの曲
一番怖い、歩みを止めるという選択を除き、人生に間違いはないのです

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