タグ別アーカイブ: 宇宙を想像したい時

tacica 『HALO』 描いた環境の一つになれる 夢を追い続ける生き様を表した曲

tacica halo

2013年11月27日にリリースされたtaciaの7枚目のシングル
宇宙の広がりと結束感をもたせる曲です

アニメ『宇宙兄弟』主題歌であり、兄弟がNASAを通して宇宙という環境に近づくストーリーをハロという銀河系の領域にひきこまれる星ひとつひとつに例えて描かれています

ハロは銀河を包むように星の数々が集まった領域をさし
ブラックホールが存在するバルジと呼ばれる核とそれをとりまくディスクと呼ばれる銀河円盤から成り立つ空間

夢という理想の環境に近づく、つまりは自分がその空間のひとつとなるよう努めるメッセージも含まれています

スランバーは居眠りを意味します


歩みから疾走感への変化は銀河を取り巻く一つの融合体への道のり

tacicaのお得意である密度の濃いサビづくりがこの曲でも遺憾なく発揮されており
Aメロからどんどん速度を上げていき、サビでは星屑が集まった塊のように曲が集約されていくようです

自分が理想とする環境に自身が取り込まれていく喜びと疲労、それでも夢へと進んでいく決心とその歩みの継続が描かれ
まさに銀河に属する星団のひとつのよう

着実な歩みになっている実感というものは自身の有意義さを確信するものとしてかけがえのない感情です


歌うなら?

宇宙兄弟のOPだけあって宇宙を想像させる、いわゆる広大さを表したいところ
その中でもハロが形成されていく過程をAメロ~サビへの段階で手順よく表すならポイントは密度

それに関しては歌詞とテンポが手助けしてくれますので
あとはサビの音程と声量に肺活量がついていけるがどうかとなります

聴かせどころのサビはかなり音程が変動するため、なんとかついていきたいです

自分が描いていた夢に近づけているかどうか
または追い続けているかどうか、環境のひとつになれる日々を掴んでいきたいです

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BUMP OF CHICKEN 『宇宙飛行士への手紙』 広大さと時間を思わせる曲

宇宙飛行士の手紙

2010年10月13日にリリースされたBUMP OF CHICKENの18枚目のシングル
ミディアムテンポで繰り広げられる世界観が安らぎと広大さを与えてくれます

構成としてはタイトルの手紙の内容が歌詞となっているかのごとく
宇宙と地球とでの距離や時間の違いを表すように、愛する人との過去と未来やその距離感について描かれています

時空を超えた表現を比較対象として今の大切さを描くとともに
少し実現できるか不思議に思う出来事も宇宙の神秘と可能性と重ね合わせて実現できるかも?と思わせるようなファンタジックな挑戦事項も記されています

ドラムが4つ打ちでリズムにこれといった特徴を与えないことで一定の空間を与え
宇宙の持つ不可思議さからくる恐怖も薄れるくらいの安定感を得られるかのようです

PVにおいても主人公は常に宇宙服を装着しており
親しい相手との写真の中でもヘルメットは常につけていることから、宇宙並びに飛行士への憧れを持って手紙を出した張本人でしょうか
または時空を超えて手紙を受け取るのもまた本人かもしれません


宇宙と思えば宇宙、サビと歌詞の時間軸表現は壮大

サビはとてもBUMPらしく最高音でのトーンは安定した伸びと震えがあります
ミディアムテンポの安定性も然り、想像力豊かな比喩も神秘的ですが少し考えるとなかなか複雑です

愛する人への想いの綴りを中心に、過去に後悔しても仕方ない今と、今を後悔しない未来をつくるための自分のあり方は時間軸を超えた表現としてとても宇宙的です

このようにかなり時間軸をメインに据えた歌詞は少し解釈に時間を要するような構成となっています

稲妻に関してもその速度から「見る」という表現はあまり適していませんが
その成り立ちも時間の積み重ねによって「落ちる」という事実ができるわけであり、時間の流れの視点を変えれば生き抜いたようにも見える、それだけの時間を要してはいる風にも捉えられ

まさに生きる人の数だけ時間の視点も違いが生まれるように思えます


歌うなら?

激しさはあまりなく、神秘さと広大さを感じるような曲であり
しいて言うなら「天体観測」より「プラネタリウム」よりの歌い方が欲しいところ

曲のリズムにひたすらついていく必死さよりは、余裕を持ち時間をつかって大きく表現したいです

特に暗い表現に関して大きなシーンはなく、安定して広大さの強弱をつけるくらいがメリハリのつけかたとしてはふさわしいと思われます

時間と宇宙について触れ合えるこの曲
今までのそしてこれからの時間についても自身の経験を踏まえて考えたいものです
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ORANGE RANGE 『*〜アスタリスク〜』 星の流れを思わせる幻想的な曲

アスタリスク

2005年2月23日にリリースされたORANGE RANGEの9枚目のシングル
流れる星の幻想的な雰囲気をアップテンポに乗せたナンバーです

インディーズの頃から歌われていた曲であり、当時は『星』というタイトルだったものが
記号をタイトルとすることのメンバーの賛同により現在の形となっています

PVでは星と交信するように規模の大きいアンテナなどが使用されており
真冬に撮影したものであるため全員ダウンジャケットなどを羽織っています

アニメ『BREACH』主題歌であり、この作品を飾る最初のOP曲として起用されています


目指すは宇宙との交信 星の瞬きを思わせるメロディの数々

高低交わる機械音が曲に不可思議さや幻想的な部分を表すも
テンポ自体は速くラップも踏まえたサビやメロディが更にメカニックな部分を強調します

サビのラップはまるで交信を図っているかのようなイメージもあり
サビで繰り返し使われる多少のメロディだけでもこの曲を印象づけるに足るものがあります

星もリズムも脈打つように新鮮味のある躍動感を思わせ
神秘的な部分を円滑に魅せているといえます


歌うなら?

サビは歌い続ければその滑らかなリズムとサビのメロディにハマる可能性は高いので
サビでこの曲に意欲を持ち、後の部分は地道に覚えていく他ありません

Bメロもサビへ繋ぐ架け橋として多少のメロディが採用されているので
サビの枠を覆うようにサビつながりで少しずつ覚えるのが良策でしょう

認知度は高いのでサビ以外もしっかり覚えたいものです

流動的な星を思わせるハイテンポなこの曲
神秘的な部分も兼ね備えておりリピート性も高そうです

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