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いきものがかり 『HANABI』 花火の儚さは切なく疾走的なサウンドで表される

hanabi いきものがかり

2006年5月31日にリリースされたいきものがかりの2枚目のシングル
せつなくもアップテンポで花火の煌びやかさと儚さを表すようです

しっとりするようなサビで始まったかと思えば、急展開で疾走感ある演奏にシフト
この速さの中にも物憂い感情をもつようなサウンドが終始流れます

ジャケットは明るい色を用いているのに対し曲は短調で暗め
夜に浮かぶ花火のように怪しさの中の光を感じさせます

PVはほとんどがCGであり
色の三原色が回ったり花火を彩りよく表したりなどの映像が流れます

アニメ『BREACH』主題歌


リフの主旋律はハーモニカ 音が更に切なさを生む

花火というと夏の風物詩として綺麗さと儚さを重きに置く見る側の視点と
花火そのものの存在を表し力強さと儚さを表す視点が特に描きやすいですが

この曲はかなりスピーディに演奏され、かつハーモニカやアコースティックなど切なさ漂う楽器をメインに使っています
それだけにより切なく舞い上がる姿が想像でき、特に前奏や間奏のハーモニカがその音で必死に奏でる幼気な感じがします

サビはまさに連続打ち上げ花火の如く猛襲の演奏ですが、やはりどこかさびしさを思わせる部分もあることを踏まえると
ひとつが盛大で激しいというよりは、それなりのスケールの花火がいくつも繋がり合ってひとつの舞台をつくっているようです


歌うなら?

せつなさはAメロあたりでしっとりと歌い、サビは前後のハーモニカやギターが切なさを思わせる演奏をするため
それ程叫ばないようにして歌えば、疾走感ともの哀しさの両立は自然とできます

サビの最後の高音は演奏が一旦やむため聴かせどころであり
多少の力強さと綺麗な歌声を意識することが臨場感の出た歌い方となります
裏声を用いてもそれなりのムードを出せていいかもしれません

連続打ち上げ花火を思わせるサウンドの応酬
上記のようなスピーディな切なさを味わってみてはいかがですか

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