ポルノグラフィティ 『シスター』 リスタートを祈る切ないソング

シスター

2004年9月8日にリリースされたポルノグラフィティの15枚目のシングル曲
どこか西洋の雰囲気を思わせる切ないソングです

ベースのTama離脱後、2人体制となりリスタートをきる際の曲となり、またポルノグラフィティ15周年という区切りにもなった点でなにかと節目になったといえます

「シスター」とはキリスト教における修道女のことであり、禁欲的な信仰生活を送り、清貧・貞潔・服従の3つの誓願の下厳粛な存在として存在します

そういった観点から新たな船出を祈るような曲として捉えることができ、シスターという厳粛な立場からリスタートの決意は相当なものだと思われます


オススメは雰囲気

ドラムロールから始まる出だしから、アコースティックギターをメインとしたその世界観が一貫しており
またメロディも繰り返し使われる部分が多いためなんとなく覚えやすいのではないでしょうか

また教会の金の音の様な響きも流れ新たな門出を祈るような音はまさに始まりの合図を表す様
少し不安定な気持ちとそれを払拭するような明るさを持ち合わせたその雰囲気が好印象です

つまりさっぱりとした始まりを表すものではなく、やはり新たな旅立ちにおける不安や心配はつきもの
それらを少し強めに表現したこの曲は、今までの日常への未練なども少し感じさせるものがあるかもしれません

新しい出発はあるけど、今までの生活も捨てられない、そんなふと後ろを振り返りたくなるような気持ちがよぎりますが、いつまでもそうしているわけにはいかない

とはいえ新たな世界を肯定的に考える程割り切った曲でない点は多少の複雑性を覚えます


歌うなら?

ポルノグラフィティのそういった背景があって故のこの曲、そこを踏まえると更に曲に深みが増します
曲調に合わせて暗いところは暗く、少し明るい場面ではそれ相応の歌い方をするのがいいかもしれませんが
やはり全体的に暗めを強調した方が、この曲には相応しいと思われます

なので語りかけるように、あるいはつぶやくように、今までの自分の日常を走馬灯のように思い出しながら
感慨にふけるように歌うとらしさが伝わります

誰だって今までの生活で戻りたい部分は存在するでしょうし、それを抱えつつ前を向かなければならない
その戒めを理解していれば、雰囲気を味わいつつ歌うことが叶います

シスターという第三者の存在のようであって、実は祈るのは自分自身かもしれない
そんな自分でなくて自分であるような曖昧性も持ちますが、それは表現がいささか難しいかと

ポルノグラフィティの中では比較的高音を使わないため、そういった表現を徹底して行う余裕はあるかもしれません

せつなくなるも、前を向かなければならない、そんなことを臭わせるこの曲
異色の世界観を味わう際にオススメの曲といえます

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