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アンダーグラフ 『ツバサ』 人はツバサをどう使う?進むべき道を考える曲

ツバサ アンダーグラフ

2004年9月22日にリリースされたアンダーグラフの1枚目のシングル
短調だか力強さも見える彼らの代表曲です

ギターの3連符のリズムが特徴的であり、それをメインとしシンプルかつ明々とした旋律で曲が流れていきます
タイトル「ツバサ」は、それを人が前に進むための代物にたとえつつも、それで本当に進めるかどうかは自分次第というメッセージをもったもの

当時有線で流れたことを皮切りに知名度が上昇し、華々しいメジャーデビューを飾ったことで知られています

PVは長沢まさみが主演で登場し、雨の中で同曲のキャッチコピーを読んだ後、同バンドと交互に映像が流れるというもの

ジャケットは東京ドームシティ内のラクーアにあるジェットコースター「サンダードルフィン」


シンプルなリズムと独特なギター旋律が印象的

リズム自体はとてもシンプルで型にはまっていますが、ギター音がやはり特徴的
3連符から音を伸ばさずに切り、それを繰り返すバックサウンドがツバサらしい部分といえます

ツバサというともっと空を舞った開放的なイメージですが、この曲はツバサという前に進む手段があってもそれをどう生かすか?
そういった問いかけがあるような雰囲気で明るさは少し抑えられています

サビも旋律は繰り返しで覚えやすく、好まれるメロディであるといえます


歌うなら?」

ミディアムテンポで難しい言い回しもなくメロディも覚えやすいため、比較的歌いやすい部類であるといえます
高音もサビや最後の裏声くらいで、そこが出せれば難なく歌いきれるでしょう

元気でハツラツ、というよりは少しダークな印象であるため力強さはそちら方面を出して歌いたいです

歌詞もある程度ハッキリ発声していいですし、ダークとはいえ元気がないわけではなく、しんみりした雰囲気でもないためそこは加減調節を

歌いやすく聞きやすいメジャーな感じのマイナーソング
そういった曲を聴きたい方にオススメです

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CHEMISTRY 『Period』 絆と勇気を再確認する情熱的な曲

ピリオド

2010年1月27日にリリースされたCHEMSTRYの28枚目のシングル曲
2人の絆を乗せて歌った情熱的な歌です

ケミストリーといえばちょっと切ないメロディの曲が大半を占めますが
今作は打って変わってかなり熱いアッパーな曲であり、今までの彼らの楽曲とは違った側面を見せます

歌詞の内容もかなり熱く、勇気やら強い絆やらハートフルなものとなっており
そういった側面が見受けられなかったために当初少し違和感を覚えましたが、今となっては新たな一面として味わえています

ピリオドは名の通り英語などで用いられる終止符を表し
ある目標にたどり着いた時点で、また新たな目標を掲げ、そのピリオドに向かっていくという
そういった繰り返しが固い絆の形成につながるととれます

アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の主題歌であり
本作に登場する主人公の兄弟の絆とケミストリーの絆がマッチして、彼らにとってはかなり共感を得る作品として主題歌を描けたのではないでしょうか


サビのアッパーさは段違い!

やはりこの曲のコンセプトである情熱が他の曲とは一線を画す意味で挙げられます
最初から飛ばした曲調で出だし部分からケミストリーらしからぬ雰囲気漂い、サビではそれが存分に発揮されます

サビ自体歌詞は特に速くはないですが、熱唱っぷりとそのキーの高さが聴いている方としては鳥肌もの
アニメ自体クライマックスに差し掛かる戦闘シーンの多い場面であったため、大変マッチしています

目標にたどり着くまでの苦難とあきらめない精神みたいなものが、とても窺えますし
それこそ今までしっとり系の多かったケミストリーが?となるほどのギャップがあってこそ強調されます


歌うなら?

ケミストリーのしっとりさを表すのも難しいですが、この熱さを伝えるのもなかなか難しい
基礎ができている彼らだからこそ、こういうアッパーさ、変調さも表すことができるのであり

シンプルな熱唱というよりは、クールな熱唱というのが歌い手にはほしいですね

感情には出し切らない冷静さが見えるが、実は心の中は燃えているといったところでしょうか

また絆の再確認のような歌であるため、共に歌える人がいるとそれを確かめ合う意味で相槌を打つような歌い方
誰かとのやりとりっぽい歌い方がこの曲らしさにはあるとも思えます

そして一番高い最後のサビの転調するパート、ここが一番つらい
単純にキーが高く、あまり声を絞ると情熱さが伝わらない

声量が必要であると共に、仲間意識ある協調性も垣間見えるよう努めたいところです

あくまで一人で歌ってはいない、相手がいるからこそその信頼を持って歌っている、な感じが出せれば最高です

ケミストリーの新たな一面が見える熱の入ったこの曲
熱唱系が好きな人は是非オススメです

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KREVA 『挑め』 力強さとトリッキーな歌詞満載の曲

挑め kreva

2011年2月16日にリリースされたKREVAの14枚目のシングル
タイトルからくる挑戦的なサウンドと歌詞が特徴的です

ものごとに対する自身の挑戦の表れ、もしくは挑戦する人に対する激励歌ともとれます
なんにせよ後ろ向きさは少なく何事にも歩み続ける力強さが多くの箇所で見られます

PVは白色の屋内に描かれる3が入る数を除いた108までを入り交えたムーブメントのシーンが流れ続け
堂々たる一面やナンバーの意味深さが見え隠れします

ちなみにこの曲自体は、KREVAを尊敬するHilcrhymeに対する返答の可能性もありますが、その辺は割愛を


敢えて3を言わないテーマ性を持たせた仕掛けの多い歌詞が興味深い

歌詞を見ているとわかりますが、本来「3」がつく諺や固有名詞を並べつつ、あえてその数字をいわないという形式がとられています

数字を言わないというスタイルは水面下ではなく全面的に押し出され、別の言葉を用いて表現されています

「仏の顔」「石の上に」などや「ALWAYS」「東京事変」などの固有名詞も使われており
特にそれらを否定するというわけではなく、ただそのスタイルを貫くために登場してもらったという意味合いが大きいです

ちなみに東京事変は代表曲「能動的3分間」から連想したものです

こういったいわゆる「言葉遊び」は視聴者にとっても興味深く、思わず探してみたくなります円


歌うなら?

KREVAの独特の歌詞の言い回しやリズムとりは他作品と不変、何度も聴いてそのクセを会得し合わせていきたいです

またこの曲の主題である「3を言わない」部分をピックアップし、特に強調させたい部分として歌唱時には他のシーンと比較してアクセントをつけていきたいところです

挑むのは歌い手か、それとも聴いている人達か、その両方ともとれる力強さを自身にも他者にも投げかけていく気持ちで
双方に対応する意気込みを持ち、皆すべからく意識すべき事項としてメッセージ性を乗せるのも肝心です

力強さと興味深い歌詞が特徴的なこの曲
いろいろ考察できる楽しみももちながら聴いてみたいです
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GLAY 『鼓動』 広大なイメージのスローで力強い曲

鼓動 GLAY

2007年4月4日にリリースされたGLAYの36枚目のシングル曲
スローテンポなロック調で繰り広げられる世界感は今までのGLAYにはない異色を放つようです

この作品自体はワルツを意識し、しかし8分の6拍子で音の強弱が各フレーズハッキリして描かれています
大地や空、時代のような広大なイメージのワードが多数使用されていますが
それらはタイトル「鼓動」にもあるようにその上で生きるのは人間一人一人であり
悲しみや願いがこういった広い空間の上をめまぐるしく行き来しているといった感じです

他に歌詞には「語りなさい」や「あの時代」のように「人」という当事者とは違った視点のように捉えることができる箇所があります
広大なイメージから人や世界を客観視する存在「神」かそれに類似するエネルギーを持った何かの視点のように感じられますが
「この鼓動」という歌詞から自らも鼓動は存在する、つまりは生物であることはうかがえます

映画『大帝の剣』の主題歌であり、関ケ原の戦い以後の時代背景における宇宙規模の物語が繰り広げられ
まさにひとつの視点にとどまらない同作品にふさわしい曲といえます

PVはメンバーの映像と映画の映像が入り混じるという珍しいものであり
さらに大抵は映画のシーンとなっています


オススメはリズム、雰囲気

個人的にはワルツっぽさは感じられませんが、そのリズムから曲の独自性が聴いてとれます
踊るにふさわしい曲ではないですが、自分の体は小刻みにこのリズムをとってしまい、それこそ鼓動がシンクロしているよう…とまでいうと流石に大袈裟ですが
鼓動、及び今生きる時代が躍るような曲をコンセプトにしているかもしれません

また曲全体でストーリー性があるような構成になっており
Aメロは静かに、Bメロで盛り上げ、サビのメロディを主流としてそれが繰り広げられる感じです

箇所によってはエレキ、アコギの音を使い分け、サビのストリングスなんかはまた違った雰囲気をもたらします


歌うなら?

GLAYの曲に思いを込めるような歌い方はどの曲に関しても言えることですが
この曲は特に各所においてのメリハリをつけるとそれらしくなります

Aメロは静かに、Bメロが盛り上がり、サビは最初少し静かになる感じです

他の有名な曲とは違いこの曲自体はキーは高くない為そこは大丈夫かと
Bメロが少し高めですがそこさえ歌えれば音程に関しては問題ないかと思われます

また自分の中でも小刻みな6/8拍子を設け、全体でリズムを感じながら歌うと感情移入しやすいです

とはいえ他のノリノリな曲みたいではなく、自分の心の内で静かに燃えるような「振動」のようなリズムがふさわしく
特にサビではそのリズムが顕著になるかと

最後の「人の世ほど愛しいものはない」は潔く歌い切り、余韻は残さずバックサウンドに曲の終わりを委ねた方がいいです

広大な、しかし多少ゆったりとして重い安定感のあるようなこの曲
しかし内に秘める熱い思いがちらつき、静かな熱さを感じるにはオススメの曲です

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東方神起 『Surviver』 独特なリズムとパワフルな曲

surviver 東方神起

2009年3月11日にリリースされた東方神起の26枚目のシングル曲
速いテンポではないですが、力強さを見せる曲です

リズムが規則的で歌詞もリズムに則っているのでとても覚えやすく、まるでラジオ体操の様
さらにイントロと及び通常のバックサウンドがとても個性的であり、印象に残ります

pvは白を中心とした映像と黒を中心とした映像が入り混じっており、最後にはそれぞれ場所を入れ替える様子が
それぞれ未来(理想)と現実を表しているのか、別の次元の世界がつながったのか

黒においては廃屋でメンバーの鬼気迫るダンスが見られ、まさに生き残る気合を見せられる様
白においても後半異常事態のような演出が見られます

曲は3分14秒と短く、曲に魅了されるとあっという間に終わりを迎えます


オススメはイントロ、リズム

曲は手拍子から始まり、ボリュームが次第にあげられると共に弾けるようで独特なイントロを迎えます
透明な雨粒がバウンドするような軽快かつ重いサウンドが特徴的です

リズム自体はこれほど正直なまでに狂わないのも珍しいもので
歌詞もそのリズムに忠実なのが逆に個性的です

しかし曲自体はパワフル故に、シンプルさと重量感がこの曲の印象です


歌うなら?

歌詞の取り方、リズムは覚えやすいためある程度の練習で歌えると思われます
しかしサビは結構な高音であり、東方神起の持つパワフルさも表現することを踏まえると
息を弾けさせるような歌い方が望ましいです

故に相当の肺活量は実は必要ですが、独特なリズムを味わうために歌うのもアリでしょう

純粋な勇気づけの力があるかもしれないこの曲、
元気をもらうために聴いていたいです

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