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superfly 『My Best Of My Life』 あなたの求める最高の人生とは?

Superfly my best of my life

http://youtu.be/_Q-QFSJQ580

2009年5月13日にリリースされたsuperflyの7枚目のシングル
自分が求める最高の人生とはなにかを歌った壮大なバラードです

単純に「幸せ」や「優しさ」といったものに触れても、いつかはそれをなくすことのつらさや怖さを感じると自然と接することができない
深く考えることで楽しみが楽しみでなくなる、そんな葛藤を持ちつつもやはり人生をよいものにしたい

そういった純粋な喜びと孤独のはざまでどういった人生観が求められるか、そういったテーゼを持っています

タイトルは「I’ll do my best of my life」「人生で最高のベストをつくす」からきており
当初「best of my life」というタイトルだったものに「my」をつけ語呂をよくした模様

ドラマ『BOSS』主題歌


サビでピークを迎える壮大さは聴く人を魅了する

オーケストラ調のバックミュージックを筆頭に人生観について歌ったこの曲はかなり視野広く人々の心を魅了します
Vo.越智の声量も然り、全体的にムーディで滑らかですが、特にCメロの少しテンポに激しさを見せる力強い場面は達観であり
そこから最後のサビへ入る総仕上げの流れが大きな世界観をつくります

「愛を込めて花束を」よりはまだしっとりとし、全体的に力強いというわけではありませんが
それでも安心してこの曲に身をゆだねる母体のような存在として受け入れることができます


歌うなら?

「花束」よりは力強さを全面的に出す必要はない点で多少は声量に気を配らなくてもよいですが
それでもいつも通りCメロが壮大さをアピールするために一役買っており、キレのよいサウンドと合わせて臨場感を出すためにもしっかりとした声量を見せつけたいところ

サビの入りなどは基本的にそれほど力まずゆっくりと入って行っても曲調は壊れませんし
むしろ人生観を考える曲であり答えはあまり定まっていないため、明々とメッセージを伝えたいというハッキリとした思いはそれ程出さなくてもいいかと

自分または相手への問いかけも含め、提案の意味も込めてそっと入る感じがふさわしいです

なんにせよ綺麗さを意識した歌いたいですね

楽しいの裏にある恐怖も意識して人生を説いたこの曲
あなたの感じる最高の人生とは一体なんでしょうか
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福山雅治 『milk tea』 安らぎと温もりをくれる女性目線の曲

milktea 福山

2006年5月24日にリリースされた福山雅治の21枚目のシングル
女性目線で描かれた暖かみのある切ない曲です

歌詞の視点はなかなか素直になれない20代半ばの女性
歌詞中に台詞を設けその気持ちを添えて恋愛に対する想いをシンプルに準えてあります

アコースティックを中心にかなり落ち着きと暖かみがある曲であり
安心して曲の展開を楽しむことができます

バラエティ番組『恋するハニカミ』テーマソング


ギターのクセになる演奏とシンプルなサビのメロディはmilk tea効果

サビも歌詞もかなりシンプル、それだけに広く受け入れやすい曲といえますし
考えるというより肌で感じるその場面展開は直観や経験で各々物語ることができます

イントロから1回目のサビまでのギターの音色もかなり魅力的であり
少しモダンさから遠ざかったただ一本で追求するような懐かしさに触れ合うことができます

2回目のサビ以降の演奏の展開力も起伏あるものであり曲と感情に盛り上がりを与えてくれます


歌うなら?

前述の通り曲の視点は20代女性半ばの誠実だが素直になれない心境を表しており
経験したことのある感じがピンポイントであれば共感もできるし素直にこの曲を受け入れ自分なりの解釈ができそうですが
こういった敢えて素直になれない感情の理解がポイントとなりますし、曲の臨場感を表す点でも重要です

またmilk teaが飲みたくなるような安心と暖かみを欲する場面を考え
囁くようなホッとする歌い方を意識すれば、曲の表し方からすればまずまず

ムードある安らぎと奥深さを重視しひとつひとつを丁寧に、撫でるように歌うのがふさわしいです

シンプルに安寧と温もりを与えてくれるこの曲
ホッと一息しつつも曲の臨場感に携わる場合にオススメです
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DOES 『曇天』 曇り空が表すダークで足軽なアップナンバー

dose 曇天 

2008年6月18日にリリースされたDOESの6枚目のシングル
危険を楽しむグレーな世界観は暗い風景画のようです

「曇天」とは曇り空を指し、そういったダークな雰囲気の中二人の足行や感情を表したものとなっていますが
曲調に対してそれほどネガティブというわけでもなく、明るい部分も見える曲であるのは彼らのコンセプトのひとつです

お得意な和の感じが歌詞にもメロディにも出されており
それをイメージしつつもペースは速い点、ダーク感じが病み付きになります

アニメ『銀魂』主題歌であり
作品の時間軸と非常にマッチしていますが、曲自体はタイアップを意識した描き下ろしではなく、曲を聴いたスタッフが起用を依頼したとのこと


芳しくない天候は和の道を暗く照らす

曇天の下歩いている二人はまるで雨という危険性をはらみつつもその時間を楽しんでいるかのよう
怖いけどそのスリルを味わうことに一種の中毒性が窺えます

つねにアップテンポでペースを落とさない構成はその危険性がいつも隣り合わせにいることを示唆し
それでも実はさして気にも留めていないようなポジティブさは足軽な感じから想像できます

おびえているように見えるのは実は自分の思い過ごしであったり
そういった微妙なニュアンスの心境は暗くも明るいという天秤のようです


歌うなら?

Vo.氏原の独特の歌い方は巧みな言葉選びの歌詞の割にはあまりハッキリとした発音を気にしていない様子
歌詞もさることながらそのメロディの雰囲気に身を任せるような激しさを重視した方が曲のらしさが出るかもしれません

あまり高いキーではないにしろその低い音程でシャウトを交える必要があるのは喉には少々リスキー
それにより音がとんでしまうと本末転倒なので、和な感じの音程はしっかりと捉えつつ叫ぶような感じを両立させていきたいところ

サビの「ので」はもちろん曇天の韻を踏んでいるので、「の」と「で」の間に少しの空白をいれるように発声し
歌詞自体より韻を重視した歌いかをしたいです

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BUMP OF CHICKEN 『ゼロ』 魂震えるファンタジー色強い曲

bump of chicken ゼロ

2011年10月19日にリリースされたBUMP OF CHICKENの21枚目のシングル
ファンタジー色強くも魂震える壮大な曲です

ゲーム『ファイナルファンタジー零式』主題歌としてのオファーからつくられたこの曲
曲自体はゲームのシナリオを読んでではなくキャラクターが武器を介する絵からイメージして完成されたものです

それ故にインスピレーョンが先行してタイアップながらも独自の路線で作詞作曲が手掛けられ
あまりの出来のよさに劇中では曲に合わせてゲームシーンを作り直した程

短調と長調の二つが各パートに世界観を出す曲展開は達観です

PVでは影絵に近いアニメーション、バレエ団の舞踏、メンバーの演奏の3パターンが入り混じる形式となっています

タイトル「ゼロ」はFFの当初の仮タイトルから付けられたものです


イントロの雰囲気、サビの壮大さは魂を描く物語

歌詞では2人称がつかわれ二人の物語を表すように見えますが
実際は自分の心と体を2分化してお互い支え合う存在として歌詞が展開されていきます

自分という一人の存在の中でも、持ちつ持たれつの関係性ある支え合いがあり
時に乖離してしまいそうでもそれを持ち直し、自分という一人を完成させていくというテーマ性があります

イントロはかなりクオリティが高く、前述したファンタジーな短調よりの曲調がゲームの物語性をイメージさせてくれます
何か闇に満ちたひとつのストーリーが始まるかのような世界観は、一発で人々を魅了します

サビはVo.藤原の独特な声が全面的に押し出され、普段よりも十二分に力量を出しているようにも聞こえます
シャウトに近い声はよくサビの高音で用いられますが、今回もサビの出だしから存分に発揮され
まさに心の叫びのように捉える事ができます


歌うなら?

実際に歌詞を読みこむと心と体の対面、支え合う関係という捉え方はいささか難しいかもしれません
「魂」というものが日常でそこまで考える機会が多いかというと、普段では心の奥底まで問いかけをするきっかけもないでしょうし

なにせ物語に近いこの曲、少し現実から離れて曲の世界観を自分なりにとらえて歌に込めていくのがよいかもしれません

強弱はサビまでの短調、サビでの長調でそれぞれ弱と強を表しメリハリあるものにするのが適当でしょうし
さらに2回目以降でドラムが入る点から曲としてのまた新たな展開を思わせますし
それ以降さらにサビでは力を入れて歌うのがよいでしょう

サビは高音はシャウトに近い思い入れでよいでしょうし、そこに少し入る裏声もサビに優しさを与えてくれます
個人的には強さのなかの優しさという感じで、あまり裏声らしさを出すのは控えたく
裏声があっても力強さは途絶えず残していけるようなミドルボイスっぽさも推奨したいです

魂の応答、それをテーマとしたファンタジー色強いこの曲
独自の世界観に感動を分けてもらえそうです
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安部真央 『世界はまだ君を知らない』 不安や悩みに打ち勝つ新生活を応援する曲

世界はまだ君を知らない

http://youtu.be/FH4M4j7PLEE

2012年5月16日にリリースされた安部真央の8枚目のシングル
新生活に悩む人々に向けた応援ソングです

NHKキャンペーン「春ナビ」イメージキャラクターとして起用されたときに書き下ろされたソングだけあり
春の新しい生活、特に新社会における問題や壁に対する悩みに立ちむうかうための勇気を与えてくれます

先生や教科書がない=生徒や学生という立場から社会人へ変わる際の問題は多く存在しますし
覚えるべき事項やスキル、人間関係などで頭を抱えても、そこで諦めず向かい続ける日々はきっと未来への糧となる

そういったメッセージ性があり、努力を積み重ねてもうまくいかないものに対する励ましとして、世界の方がまだ君を知らない
知らせることができればその努力によりきっとうまくいくことをタイトルとして表しています


3人の安部真央が表す時間軸 過去があり現在があり未来がある

PVは3面カットによる安部真央の姿がそれぞれ別の時間軸で表されており
それぞれ過去・現在・未来が表されています

左が過去、中央が現在、右が未来を表し、過去の動きが現在に、現在は未来に反映されておりかなり楽しめすので
それぞれの時間軸を見る事ができPVを再三見返したくなるほどです

たまにそれぞれの時間軸がかかわりを持つシーンも登場するのでかなり計算されたPVといえます

重要なのは歌詞のメッセージ性と共に過去があるから現在があり、現在があるから未来がつくれる
過去を変えることはできませんが、過去が決して無駄ではなく、そのために現在があり今を変える動きができるのは今であることを考えると自ずと答えはでるハズです


歌うなら?

少しの迷いや悩みはつきもの、そういった自分の人生も踏まえ、努力することの大切さや諦めない強さを思わせるようなポジティブさが溢れるように意識することが重要

となるとそういった経験に共感するような不安をAメロやBメロで漂わせつつも
サビでは元気な歌唱に務めれば曲の雰囲気を出すことは可能です

決して成功への道を自分が突き進むだけの独りよがりにならず、問題にもしっかり目を向けた上での進む力を提供するような思いが多少なりともあればなおよしです

悩みや不安に打ち勝つ新生活を応援する曲
そういった場面に遭った場合に聴くとオススメです
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TOKIO 『ひかりのまち』 スプリンクラーの雨がもたらす男らしさの対比

ひかりのまち

2007年3月28日にリリースされたTOKIOの36枚目のシングル
男らしい哀愁漂うハードボイルドなナンバーです

女性に愛想を尽かされる程の男としての失態、またはその周囲に乱立する風景を描写し
それとは正反対までに煌びやかさを見せる自然の対比をワイルドな曲調で表現されています

イントロの前奏も何やら曲がったノリを漂わせ、そこからサビまでの盛り上がりへ順序を追いながら進んでいく感じです

全体的な曲調は決して正統ではなく、短調な歌謡ロックにジャンルわけされますね

アニメ『スカルマン』主題歌

力強いスプリンクラーの雨 それは光をまといつつも哀愁を強調させる

サビの「スプリンクラー」から始まるキャッチーさは、今までの歌詞の男らしいマイナスとはかなり違う描写を表すものとなっています
「ひかり」もその真逆ともいえる私生活を映えさせるのに効果的な手段となりますし
白と黒の対比、というほどはっきりとしたものでもないですが、それに近いトリックはあります

サビの出だしで一度曲がロングトーンになる点も雰囲気として面白く変化に富んで聴き飽きません
サビとしての仕事をこなすような雰囲気づくりが窺えます


歌うなら?

光も闇もひっくるめてハードボイルドさが漂うロックなので
緩急はつけども男らしさは全面的に押し出し、かなり力強く歌うのが曲のらしさを出すことができます

短調な曲はしっかり音程をとるとその雰囲気を楽しめますし
歌謡っぽい音程でもあるのでそれとワイルドさの両方に面白みを見出し曲の世界観に浸っていくけば後は自ずと表し方が身についてきます

声量に力強さがないとただ音程をとり曲の雰囲気が中途半端なものになりかねませんので
自分のうっぷんを晴らすように心のわだかまりを解放していき、恥じらいなど一切捨てて歌うのがコツです

男としての存在意義は見いだせているのか
そんな疑問を晴らすようなひかりの雨・光景を思い浮かべた渋い感じを味わいたいです


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ひかりのまち tokiosugar tokio

Glileo Glilei 『夏空』 それぞれが描く空模様とは? 複雑な色の曲

vista going under ground

2010年6月29日にリリースされたGlileo Glileiの1枚目のシングル
夏空の広々とした感じとどこかせつなさを思わせる爽やかソングです

曲自体は爽やかですが、歌詞にどこか物寂しいような雰囲気が漂い
燦々とした青空というよりは、すこし薄水色な感じですね

それでも「夏空」という一番暑い時期の空を選んだ部分が多少なり鮮明な色を与えてくれますし
その鮮明の中であれこれ考える微妙なニュアンスを楽しむべき曲といえます

バンドエピソードでは、北海道出身の彼らの夏空は言うほど暑いものではないため
北国の夏空という雰囲気がこの曲には入っているようです
とはいえ北国が悲観的というわけでは決してないですが…

アニメ『おおきく振りかぶって 〜夏の大会編〜』主題歌


陰と陽、二つが入り混じる空模様を表す歌詞が特徴

歌詞のワードでも「苦手」や「嫌い」というマイナスの言葉を選んでいる点が、少しそういった雰囲気を思わせますが
それでも「自由」や「迷わない」など、プラスの言葉も入り、この対となる存在が入り混じった歌詞となっています

超前向きでも、かなり後ろ向きというわけでもない、両面をうまく混ぜ合わせたようでひとつのテーマ性が即決できないのも事実
ムードが上がるサビにおいても敢えて悲観的なワードがちらつきますが、最後はうまくまとまってメッセージ性の高い複雑なニュアンスを含んだものになっています


歌うなら?

雰囲気は爽やかで悲観的に歌う必要もないのですが
掘り進めるとやはり微妙なニュアンス漂う歌詞が特徴であり、そのブルーな表現をおもむろに隠しつつ醸し出しつつの調整が同曲の真髄を出すに当たり一つの手段となっていきます

最終的には前向きに終わる感じがしますが、そこに到達するまでに経る幾度の勾配のある道を歩くように
決して道中を全て楽に渡っていけるわけではないということを臭わせながら、進めていく感じですかね

一方的に熱唱や悲観だと心の持ちように素直な局面性が出ますが
こういったひとつのテーマ性が見えない微妙な意味を含む場合はほんのり少しの複雑さを終始抱えながら
それを全面的には出さずに続けていくのがひとつのカギとなるやもしれません

それぞれが描く夏空の色
その雰囲気をいろいろ考えながら、聴いていきたいです
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パレード Galileo Galilei

THE YELLOW MONKEY 『SPARK』 キャッチーなメロディで盛り上がる曲

spark yellow monkey

1996年7月10日にリリースされたTHE YELLOW MONKEYの10枚目のシングル
アップテンポながら耳に残るサビが印象の曲です

出だしのギターリフもクールで全体的にメロディも好印象であり
さらにテンポが速いのでノリながら聴ける曲といえます

アッパーな曲を軸として仕上がったこの曲はとてもキャッチーであり
ストレートに響く歌詞も相まってテンポよく聴いていられます

TBS系「COUNT DOWN TV」エンディングテーマにも起用されています


狭い音程ながらもそれが印象に残る 知らずに口ずさむロックのメロディ

聴いたことのある人も多いと思われるこの曲のサビは出だしがド♯→レ→レ♯とかなり音域が狭く1.5音分しか使っていません
それを敢えてチョイスすることでシンプルで脳内に残りやすいメロディをアップテンポの中に刻み込むことができ
結果誰もが覚えやすいようなものに仕上がっています

最近は曲数も数多で複雑なメロディにしないと似たり寄ったりになってしまいますが
この半音ずつ上がる構成の地位を確立しているともいえ、この音律はこの曲だと認識するに至っています

他メロもエコーがかかりストーリー性があってサビまでの道をうまく使ってくれます

歌うなら?

メロディがいいので覚えたら楽しく、ノリノリで歌えることができるでしょう
また音域もそれほど苦しくないので気持ちを入れて歌うことも可能です

一度全体を聴けば覚えれそうなくらい印象が強くキャッチーでありますが
半音ずつ下がるのは低音だと雑になりがちなので、一音ずつ外さない様にするのがポイント

特にサビは半音上がっていく様がこの曲たらしめるポイントであるため
やはり外さず雰囲気を出していきたいものです

弾けるような演奏とインパクトのあるメロディ
一度聴けばハマリそうな音律はオススメです

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GOING UNDER GROUND 『VISTA』 元気をもらって自分の未来図に希望を

vista going under ground

2006年5月3日にリリースされたGOING UNDER GROUNDの14枚目のシングル
爽やか系ですが変化に富んだ楽しめる応援ソングです

ピアノ伴奏をメインとしたイントロから始まり、その後サビから始まる構成であり
青空で走りたくなるような青春ソングに近い雰囲気をもっています

「VISTA」は「景色(特に)通景」と共に「(未来への)予想、展望」を表す英語であり
実際の青空などの景色も踏まえつつ、自分の今後の展望や将来の可能性について広大なイメージを持つことができます

「三ツ矢サイダー」CMソングでもあり、校庭のグラウンドで走る姿が映っています


サビの元気をもらう曲調と直後の間奏は世界観を感じる

サビのメロディは元気で爽やかな代表ともいえる構成であり非常に前向きになれます
「ハート」「駆け出す」など内に秘める熱い思いを持ったワードも然り、広大な風景を想像させます

またサビ直後の弦楽器の響くオーケストラのような短い演奏が個人的には曲に変化を与えるひとつのシーンとしてとても印象的です
迫りくる感情を表すような、次第に大きくなっていく何かが湧いてくるような、今後の展開に期待が持てる演奏です
3連符を用いたリズムとりもかなり効果的といえます


歌うなら?

曲のコンセプトである前向きさや清々しさを表せるような歌い方を意識して元気よく歌うのが曲のテーマ性をしっかり反映させるポイントでしょう

Bメロなどは少し曲のテンポに変化が見られるところがあるため
歌詞のリズムとりを把握し、ズレないようにしたいところです

サビは同じフレーズで始まるキャッチーな歌詞なため、出だしをある程度統一させてサビが来た期待感を開放するように歌いましょう
高音の部分は特になく、サビの最後の伸びをしっかり持って声を続けさせるのが次のステージへつなげる架け橋となります

勇気や希望を分け与えてくれるこの曲
自身が描く未来図や展望はこの曲でどう変化するでしょうか
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RADWIMPS 『トレモロ』 ものごとは諦めれるようで諦めれない

トレモロ

2006年2月15日にリリースされたRADWIMPSのアルバム『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』収録曲
人生観を力強くメリハリある表し方をした曲です

出だしはひっそりとしていますが、次第に力強くテンポアップしていく曲であり
そこに人生に対する悲観性と希望の両方を表現しています

何気ないつぶやきが聴く人々を共感させますが
それに対する希望の持ち方や臨場感をも同じく共感させます

トレモロとはひとつないし複数の音を刻みながら続けて演奏する技法
人生になぞらえることで単一性なのか複数の側面をもつのか、その断続性をも重ねています


「意味のない人生」と思えるほど本当は望んでいる人生の希望

この曲は悲観的なフレーズが括弧内に綴られており、一見人生の無価値さを嘆いているように思えますが
それでもやはり人生における光や望みの部分を美しさやいとしい人の存在などで再び表しています

つまり表面では悲観的でも、内面ではやはりどこか人生に満足できず、望みを捨てないで過ごしており
人はそう簡単に人生を、ひいてはものごと諦めきれない側面を持っていると言えます

まるでトレモロの様に音の連動があり、それが単調に思えても
どこか続けていたい、その先に望みはあるような、そういった意味合いが込められています


歌うなら?

曲のテンポによっては遅かったり速かったりなど様々であり
曲の雰囲気に合わせ場面ごとに力強さや囁くような歌い方を変えるのが人生の変動性を表しているようにも見えマッチします

出だしのソロは少しはかなげな部分を表していますが
サビはやはり見せ場であり伝え場、力強さをメインとして曲のテンポもアップします

メッセージ性は明暗にしっかり流れをつけ、曲の物語性を表せるような歌い方をしていきたいですね

人生に不満を抱えるのは人として当然
それを本当に諦めることができるのか、人の捨てきれない部分もまた当然なのでしょう

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