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シド 『V.I.P』 綺麗で盛り上がりを見せるアップテンポな曲

vip

2012年11月21日にリリースされたシドの13枚目のシングル曲
躍動感ある綺麗でかつ盛り上がりのある曲です

アップテンポな激しさの中に、繊細さや奥深さがうかがえるような曲調であり
リズムにもメリハリがあって聴いていてとても楽しくなるように思えます

歌詞の内容は周りに流されず、自分らしさを磨いていけばいいといったことを描いている模様
VIPとは「Very Important Person」特に重要な人物の意であり、誰もが特別になりうる可能性はあるが
それを追い求める余り自分らしさを失ってしまってはなんの面白みもない

他者に譲歩しすぎず自分らしさを持って挑み、それこそ自分という特別性を育んでいくことが大切です
それが叶わずVIPを目指すことがいつしかそれから遠ざかっていってしまう

意識しすぎず突き進むことが、やがて大歓声を受けるタネを育て続けることにつながるといえましょう

但し心地よく撃たれるか、苦痛に苛まれるかも自分次第
VIPとなることが果たして良いとは限らず、VIPであることに甘んじることもこれまた不正解

そもそも自身がVIPに到達しているかもわからないのであり、重要なのは特別性は自分では決められないということ
周囲をあまりにも意識することのないよう、自分磨きに集中していけば、自然と周囲の評価は伴っていくものです

アニメ『マギ』の主題歌でもあります


ビューティな演奏と激しさの両立がグッド

出だしはピッコロのような音から始まり、その後キレのあるサビからストリングスを取り入れた演奏は異国を旅しているかのようです

そこには一種の美しさが芽生え、それでも曲の激しさと前向きな姿勢は維持されている点がとても魅力的です

特に最初と最後のサビのリズムとりが見事に全てのサウンドの調和に成功しており
何かしら眼前に球体の光が滑らかな列を組むように流れていくのが見えます

まぁそれ程整いと華麗さがうかがえるということで

歌うなら?

高音が多いにもかかわらず綺麗なビブラートを用いる歌い方が特徴的であり、できればそこを再現したいものです
毎度のサビにおいては最初の高音と次の高音はビブラートの有無で区別をつけたいのが希望

また伸ばすところは伸ばし、きるところはきるといったメリハリも各所聴き込んで差別化したいところです
きるにしてもそのタイミングを原曲のタイミングで計ってキレのよい歌い方にしたいですが

キレさえあればある程度の個性をもっても構わないでしょう
サビは極めてハッキリ歌い前向きさを表現したいですね

自分らしさの重要性を、そういったメッセージをあまり臭わさざずに書き上げたこの曲
綺麗な盛り上がりを堪能したい方は必聴です

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